安田町「グリーンアクアセンター」
下越酪農農業協同組合
1.地域農業の概要 / 2.取り組みの経緯  3.推進体制と管理・運営方式 / 4.施設の概要等  
5.施設配置図 / 6.堆肥等供給図  7.施設設置の成果 / 8.土づくり推進事業の概要

1.地域農業の概要

 安田町は新潟県の下越地域北蒲原郡の南部に位置し、南を流れる阿賀野川を背に北西に平坦部が広がり、東部に五頭連峰が連なる自然豊かな地域であり、近年開通した新潟県と福島県を結ぶ磐越自動車道のインターチェンジが設置され、県都新潟市に約30kmで交通アクセスも良い立地となっている。

 農家戸数は約800戸で、水稲単作経営の兼業農家が多い。

 畜産経営は酪農経営が28戸で約850頭、肉用牛経営が16戸で約1,800頭を飼養しており、特に酪農経営は「新潟県酪農発祥の地」として古くから地域に根ざしており、隣接する水原町の酪農経営と共に酪農専門農協として下越酪農農業協同組合が組織されている。

 また、昭和62年には酪農家有志により生乳使用の飲用ヨーグルトの生産を行う乳加工会社「ヤスダヨーグルト」が設立され、新製品の開発等により順調に業績を伸ばしているほか、平成10年には県下で最大規模(約300頭)の酪農法人が誕生する など、県内の酪農の中心的地域でもある。

2.取り組みの経緯

 地域内の酪農経営の多くは、それぞれ飼料基盤を有し、排出されるふん尿はこれらの飼料畑へ還元されてきたが、近年、経営規模の拡大、飼料畑の減少等により、従来のようなふん尿の土壌還元処理が困難となったため、一部ほ場への野積みが見られるようになり、地域住民から悪臭等に関する苦情発生の懸念が強まってきていた。

 このような状況下において、家畜ふん尿の適切な処理、畜産部門と耕種部門との連携による堆きゅう肥の有効利用等の推進を図るため、県の指導助言を受けながら、国県等の補助事業を導入し、共同利用による堆肥製造施設「グリーンアクアセンター」を建設した。

 安田町並びに水原町を対象に有機資源である家畜糞尿を広域的な集積処理により、良質堆肥の安定生産を図りながら「土づくり」と有機農業の推進により地域社会と調和した畜産の安定的発展を期するものであり、畜産農家と耕種農家の有機的連携で「処理」と「利用」による循環型農業システムの確立を目指している。

 一方、耕種農業では、農産物の品質向上を図るため有機質肥料に対する需要が高まっていることから、「土づくり」 対策を強力に推進することも目的の一つとなっている。


1.地域農業の概要 / 2.取り組みの経緯  3.推進体制と管理・運営方式 / 4.施設の概要等  
5.施設配置図 / 6.堆肥等供給図  7.施設設置の成果 / 8.土づくり推進事業の概要

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