堆肥販売PR作戦による地域の活性化
加治川村 酪農経営 A・B・E牧場
1.地域の概要
 加治川村は、新潟県北蒲原平野の中央部を流れる加治川の右岸に位置し、東南は新発田市、西部は紫雲寺町、北部は中条町にそれぞれ隣接し、古くからの山手地帯と、紫雲寺潟の干拓でできた平場の田園地帯からなり、飯豊山から源を発する加治川の水と、日本一小さい櫛形山脈からの渓流水による豊かな自然風土に恵まれている。
 日本海型の気候区分に属しており、冬季シベリア寒気団がもたらす雪は、多い年で1m近くの積雪となることもある。反面、夏季は高温で日照時間が長いため、雪解けの豊富な清水と相まって、格好の稲作地帯を形成している。

2.農場の概要
1) 代表者名  阿部 武雄
2) 飼養規模  乳用牛46頭規模
3) 畜舎構造・施設機械
・ 肥育牛舎 528m2
・ 堆肥舎   79m2
・ ブロアー堆肥舎 109m2
・ ハウス堆肥舎   79m2
・ 生産堆肥貯蔵庫  33m2
・ ダンプ1台、フロントローダ1台

3.処理方法の概要
ブロアー使用の強制発酵と切り返し方式による処理方法。
原則として、モミガラと牛の残飼を副資材として使用しており、約3〜4ヶ月で堆肥化処理し販売している。
技術的には特別な事例ではないが、堆肥の製造・販売、野菜農家での利用等が連携して、地域の活性化につながっている好事例である。
** フローチャート **
フローチャート

4.製品の配布(販売)先の確保、拡張のための具体的な取り組み

 堆肥は年間約500トンの生産量であり、その約50%を近隣農家に供給している。販売当初は、新聞に折り込みチラシを入れたり、看板を作成したりして販売確保に努めた。今現在は、毎年利用してくれる農家が増えてきている。
 水分70%程度の堆肥で、細かく扱いやすいことから、ハウスや野菜農家の利用が多い。現在は水稲への利用は少ないが、今後、水稲利用体系を確立できるよう努力したいと考えている。

5.周辺地域との調和・環境美化に関する取り組み
地産地消
 安全で美味しい野菜を食べたいという地元の消費者の願いも大きいということで、野菜農家も堆肥を使った良い土づくりをして野菜を作らなければならないという気運が高まっていることを感じている。そのためにも安心して使える良質堆肥を生産し供給しなければならないと考えている。地元に新しい畑が整備され、良質な堆肥が求められた時に、いつでも品質の一定した堆肥を供給できるように体制を整えて地域に貢献するよう努力している。

6.課題(今後の目標、改善策)
副資材としてモミガラを利用しているので、その大量確保が難点である。
水田の圃場整備も完成したので、水田への利用を進めるとために他の酪農家と協力して、水稲農家への供給を考えていかなければならない。
 
畜 舎

牧場案内看板(堆肥を積極的にPR)

ハウス堆肥舎
堆肥舎 ハウス堆肥舎


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