資源循環型農業推進集団・堆肥散布応援隊の活動
柏崎市・Yes農クラブ



1.地域の概況  

 柏崎市は、日本海に面した新潟県のほぼ中央に位置し、柏崎地域広域市町村圏の中心となっている。県都新潟市まで約80km、首都圏東京へは約300km、北陸・関越自動車道で約3時間、上越新幹線で最短2時間の距離にある。
 市域の南西から東部一帯にかけて米山、黒姫山、八石山の山系とその支脈によって囲まれ、北西部は延長35km以上に及ぶ海岸線で日本海に面しており、市のほぼ中央部を2級河川鵜川・鯖石川が小支流を合して南から北へ流下し日本海に注いでいる。この両河川の下流部に形成されたデルタ地帯に刈羽平野が開け、市街地と豊かな水田地帯が形成されている。
 また、気候は比較的温暖であるが、冬は北西の季節風が吹き荒れ、平野部は比較的積雪量が少ないにも関わらず、山間部に入るに従い急激に積雪量が増加する地域となっている。


2.Yes農クラブの概要  

1)クラブ員 柏崎刈羽地域の20〜30代の若い農業者12名
〜「農業」というつながりだけで集まったのが今のYes農クラブ〜
2)活動内容  1.えだまめ栽培プロジェクト
2.稲わら収集業務請負
3.堆肥散布業務請負
4.各組織との意見交換や検討会
5.各種研修会での活動発表


3.担い手の掘り起こし

 

 刈羽農業改良普及センターでは、少ないクラブ員に悩むクラブ会長とともに、管内の農業の担い手をリスト化し、把握した後継者の個別訪問を実施し、クラブへの加入を勧めたが、何をするのか不明確だったため成果は上がらなかった。そこで、新規集農者を交えて稲作現地研修等の活動計画を検討することでクラブへの理解促進を図った。その結果、数人から新規加入希望があり、新たな担い手とともに「えだまめ栽培プロジェクト」などの活動を展開した。


4.堆肥センターの活用に向けて  

 以前より、JA堆肥センターの活用に向けた組織づくりが課題となっていた。そこで、普及センターでは集まりの良くなったクラブ員に稲わら収集、堆肥散布業務を組織として担うよう誘導した。稲わら収集、堆肥散布業務は、JA、市役所、普及センターとYes農クラブの4者が相互に連携する総合プロジェクト活動として研修や綿密な日程調整等を行った。
稲わら収集は、稲刈りとの競合や降雨により計画以下の実績となってしまったが、堆肥散布業務はクラブ員の高度な機械操作技術もあり、秋の短期間に40ha(14年度)も散布することができた。このことは、地域からも評価され、Yes農クラブを中心に堆肥散布組織を設立することとなった。





5.稲わら収集  



※ 問題点
1.降雨で収集期間限定&乾燥困難:わらは乾いているからこそ価値がある
2.自家の稲刈りとの競合(バッティング):クラブ員のほとんどは15ha規模の農家



6.堆肥散布業務  






7.情報機器を有効利用  

クラブ員のパソコンや携帯電話を使った、インターネットメーリングリストを開設し、日程調整、連絡体制の構築を実施してきた。メーリングリストは連絡調整のみならず、クラブ員相互の仲間意識の向上にも効果的で、普及センター、Yes農クラブの活動には必要不可欠なものとなった。




8.まとめ  

○ 堆肥散布成功のポイント
1.E-mailで全員への連絡網を開設できた
   メーリングリストで迅速な日程調整と情報共有が可能
2.事前研修を徹底した
   堆肥散布の意義、機械操作、チームの役割を理解
3.散布時期が良かった → 稲刈り後、晴天多い
   各自稲刈りとバッティングしない時期の作業
4.チームワークと機械操作技術があった
   飲み会とクラブ活動で培った抜群のチームワーク
            
 結果:堆肥散布が可能となった

 

9.これからの活動  

  • 稲わら収集、堆肥散布の継続
  • 土づくりのPR
  • 良質米の生産
  • 関係機関・関係団体との連携
       
  売れる米作りへの挑戦!

 

10.最後に・・・  

活かせ地域有機資源!
売れる柏刈米づくりへの挑戦!



Yes農クラブの皆さん


定期的に勉強会を実施

 

 

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